振り返る--日语

懿凌 (2024-01-12 17:08:22) 评论 (1)

思い出は琥珀に留まる虫であり、

時間の殻に凝らされている。

あの声が記憶の空を画きすぎ、

風が平らな池に波を吹き起こす。

やさしさが琥珀を溶けてしまい、

昔の顔面が飛び出てくる。

 

遺憾は枝先の風音のように揺れ、

溜息は落葉の如くこっそりと地に付く。

この世に不遇は

浜にある砂のように散らばっている、

細雨になって歴史の川に流れ込んで消える。

 

淡々と笑いを流れ水に捨て、

心と骨の奥に滲み込んで残るものがある。

涙は幽かな星光の如く、

月光の中にぽっと光っては消える。